芳香療法とも呼ばれるアロマテラピーはエッセンシャルオイルを用いて行う自然療法で、緊張状態の緩和や、自律神経のバランスを整えることを目的としています。エッセンシャルオイルに含まれる香りが嗅覚を通して脳に働きかけることで、心を落ち着けたり気分をリフレッシュしたりすることができます。 本コラムでは、アロマがリラックス効果をもたらすメカニズムについてご説明し、アロマテラピーを行うことで期待できる効果と、アロマを日々の生活に取り入れるための具体的なアイデアをご紹介いたします。
アロマテラピーの効果・効能については近年さまざまな研究が行われており、科学的にもその有効性が立証されています。以下ではアロマテラピーの主な効果を具体的な研究とともに解説していきます。
ベルガモットやヒノキの香りなどにはストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」の分泌を抑制する効果があるとされています。コルチゾールが分泌されると心身の機能に影響を及ぼすだけでなく、不眠症やうつ病などを発症するリスクも高まります。
そういったリスクを避けるため、バスタイムや就寝時などにストレス軽減効果や鎮静効果のあるアロマを用いるように習慣づけると、ストレスレベルが低下し、緊張状態にある心身をリラックスさせることができます。
リラックス効果や睡眠の改善効果が期待できるアロマとしてラベンダーやカモミールが挙げられます。特にラベンダーのエッセンシャルオイルに含まれる「酢酸リナリル」には、神経を落ち着かせ入眠しやすくする作用があります。
アロマテラピーには自律神経のバランスを整える効果もあり、心身の健康を助ける手段としても注目されています。
身の回りにアロマを取り入れることで香りが継続的に脳へ働きかけ、ストレスの軽減や心身のリラックスにつながります。ここではアロマディフューザー、アロマストーン、アロマスプレー、ロールオンアロマといった日常生活に取り入れるのにぴったりなアイテムとその楽しみ方をご紹介いたします。
アロマディフューザーはエッセンシャルオイルを空間に拡散させるアイテムで、リビングルームやベッドルームなど広い室内を香りで満たしたい場合におすすめです。
例えば就寝の少し前に、鎮静効果のあるベルガモットやサンダルウッドのエッセンシャルオイルをアロマディフューザーに垂らしておけば、ベッドに入るころには寝室が心地よい香りで包まれるため、緊張がやわらぎ入眠しやすくなります。
アロマストーンはエッセンシャルオイルを垂らして使う素焼きのストーンです。火や電気は不要なので、玄関や寝室などでの使用におすすめです。
ベルガモットやグレープフルーツなど柑橘系のエッセンシャルオイルを垂らしたアロマストーンを玄関に置けば、さわやかな気持ちで一日をスタートできそうです。ストーンへ垂らすエッセンシャルオイルの量を少なめにすると、ほのかな香りを楽しむことができます。
アロマスプレーは布製品や空間へ吹きかけるだけで香りを楽しめるアイテムです。バッグや車のダッシュボードなどに入れておけば、外出先でも手軽に使用することができます。ペパーミントやティートゥリーのエッセンシャルオイルには空気を清潔に保つ効果や抗菌作用があるとされており、これらのエッセンシャルオイルが含まれるアロマスプレーをマスクの外側に吹きかければ、風邪やインフルエンザの予防にもなります。
空間に使用する場合はスプレーする量を加減することで香りの強さを調整できるので、空気を清潔に保ちつつ香りの成分による効果も得ることができます。
ロールオンアロマは手首や首筋に塗布して使うアイテムです。集中したいときや長時間におよぶ作業を行うときは、集中力を高める効果があるとされるローズマリーやユーカリのエッセンシャルオイルが含まれたロールオンアロマを活用してみてはいかがでしょうか。ロールオンアロマは直接肌に塗布するため、キャリアオイルで希釈されたタイプを選ぶと安心です。
湯船につかって温まることで心も身体もリラックスできるバスタイム。入浴時にアロマを使えば、浴室が贅沢なリラクゼーション空間に変わり、さらに充実したひと時を過ごすことができます。
湯船に数滴のエッセンシャルオイルを加えると湯気とともにふんわりと広がった香りに包み込まれ、幸せな気分に浸ることができます。香りによる効能はもちろんのこと、皮膚から吸収された成分による保湿効果や抗炎症作用も期待できます。リラックス効果が高く鎮静作用もあるとされるラベンダーやカモミールの香りは一日の終わり、就寝前の入浴におすすめです。気分をリフレッシュさせてくれる柑橘系の香りは朝に使用すればさわやかな気持ちで一日をスタートすることができるでしょう。
エッセンシャルオイルは天然塩と混ぜてから湯船に入れるとお湯になじみやすくなり、エッセンシャルオイルが直接肌に触れて肌トラブルが起きるのを防ぐことができます。
ウォーターパフュームは水で希釈して使う水用のフレグランスです。液体なので溶け残る心配がなく、全体にムラなく馴染みます。湯船に入れればバスルームが良い香りで満たされ、まるで高級スパにいるような贅沢な気分に浸ることができます。
肌に香りが残るため、お風呂を上がってからも効果が続くのがうれしい点です。
ウォーターパフュームは、香りの持つ心理的・生理的な効果を活用する「アロマコロジー」の考え方に基づいて作られています。
アロマテラピーがエッセンシャルオイルを用いた自然療法であるのに対し、アロマコロジーは以下の特徴があります。
・エッセンシャルオイルに限らず、香料全般を対象とする
・香りの生理心理的効果を科学的に実証する
・治療ではなく、健康で快適な生活のための「香りの活用術」を目指す
エッセンシャルオイル以外の香料も対象となるため、ウォーターパフュームのようなフレグランス製品もアロマコロジーに該当します。ウォーターパフュームを使用することで、香りがもたらすリラクゼーション効果や気分転換の効果を、より幅広く楽しむことができるでしょう。
ウォーターパフュームについて詳しく知りたい方は以下のコラムもあわせてご覧ください。
詳しい製品情報はこちらをご覧ください【自宅でスパ体験:ウォーターパフュームで贅沢なバスタイムを】
就寝前にアロマを使用することで、心身の緊張がほぐれやすくなり、質の良い睡眠へと導きます。寝室でも香りを楽しめるアイテムを取り入れてみましょう。
枕やシーツにアロマスプレーをひと吹きすれば、周囲に香りがふわりと広がり、安らぎを感じながら眠りにつくことができます。ラベンダーやカモミールの香りは気持ちを落ち着かせてくれるので、寝室での利用にぴったりです。
アロマディフューザーを寝室で使用している方は、就寝する少し前から電源を入れておけばベッドに入るころには室内にほどよく香りが広がり、心地よい状態で眠りにつくことができます。ベルガモットやサンダルウッドなど鎮静効果のある香りは緊張をやわらげ心を落ち着かせてくれるので、入眠の助けになってくれることでしょう。
りの力を応用して心身のバランスを整えたりストレスを緩和させたりするリラクゼーション法であるアロマテラピーについての研究内容や、日々の生活に取り入れるためのアイデアをご紹介いたしました。本コラムが皆さんの日々の生活に安らぎをもたらす一助となれば幸いです。
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